コーヒーの道具に関するお話し、2番目にお問い合わせの多い計量スプーンについてのお話しです。
こちらもメーカーにより呼び方は様々でして計量スプーン、メジャースプーン、メジャーカップ、スクープ、などさまざまですが、当ブログでは計量スプーンに統一させて頂きます。
メーカーによって、形状、1掬いできるg数も様々種類があります。
例えば、メリタ式は円錐型の形状で1掬い8g、ハリオはミシュランのビバンダムくんのようなもこもこしたカタチで12gなど。
メーカー毎の1掬いのg数はコーヒー1杯分の推奨g数だったりもします。
「ペーパー、ドリッパー、計量スプーンを純正品3点セットで揃えるとおいしいコーヒーが淹れられます」というメーカーの意図(?)が読み取れたりします。
とは言うものの、コーヒーの濃さはお好みなので1杯当たりのg数はお好みでどうぞ、というのが当店のスタンスです。
話が脱線しましたが店主が計量スプーンを選ぶポイントは
計れる容量は
1掬い約10g
スプーンの形状は
自立すること
の2点です。
1掬いではかれるg数は銘柄、焙煎度により微妙に異なります。
銘柄や焙煎度により嵩密度が変わるためです。
なので秤で量るのが確実なわけですが、めんどくさいのも事実。
なので1掬い約10gであればざっくりと計算しやすい、というのが理由です。
(実は、メーカー公称のg数はかなり正確で、整数の範囲内であればほぼ公称通りのg数が計測されるというのが店主の体感です。)
2つ目の自立する形状、というのは計量スプーンを置いたときに倒れない、ということです。
計量スプーンの底が平で、何も入っていなくても自立するくらいの柄の長さがバランスが良くて使いやすいと思います。
掬った豆を量りたいときもそのまま計量スプーンを秤にのせて量れます。
画像の計量スプーンはカリタのもので、1掬い約10g、自立する形状、価格もリーズナブル、と3拍子揃ったお薦めの計量スプーンです。
粉を掬う場合は静電気の起きにくいステンレス製のものがおすすめなのですが、価格面では樹脂製よりお高めです。
こちらのカリタの計量スプーンははじめて購入する1本としてお薦めです。
まずはこちらを使用してみて、もっと使いやすいものが欲しい、とかデザインがオシャレなのが欲しい、となったら店頭でおたずね頂ければその他の店主のお薦めをご紹介致します。
ご自身でいろいろ探すのもたのしみのひとつかもしれませんね。
ご紹介したカリタの計量スプーンは店頭にて販売しておりますのでご入り用の方は店頭にておたずね下さい。
*当ブログでお話しするコーヒーの道具については店主が日常、コーヒーを淹れるときに使用している道具やあったら良いな、という道具をご紹介、お薦めするものです。
現時点での店主の考え方によるものなので今後考え方が変わったり、間違いに気づいたときには訂正、変更させて頂くこともあるかと思います。
あくまでも参考のひとつにして頂ければ幸いです。